katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

初期刀の極が解釈違いだった話

タイトル通りの話。ネタバレと人を選ぶ内容を多分に含んでいるため、追記に畳みます。極を好意的に受け止めている人の閲覧はおススメできません。

刀剣乱舞公式が発表したスケジュールに太刀の極が載っていたのを見てああ、ついにこの時が来てしまったか…と戦々恐々しております。というのも、初期刀極と推し極の解釈違いが消化しきれなくて二年以上経った今も現在進行形てモヤモヤしたままなので。太刀に最推しがいるため、極で解釈違い起こしたらどうしよう…とずっと不安を抱えていました。

まずはじめに、私の初期刀は加州清光です。極が実装される前はどんな姿で成長して帰ってくるのか、本当に楽しみに待っていました。そして帰還後の台詞をあれこれを聞いて思ったのは「あれ?思ってたのとちょっと違うな…」でした。

正直に告白すると、手紙の時点で違和感は感じていました。内容が薄くて、三通目で何故そのような結論に至ったか経緯が伝わらないまま、乙女ゲーのように以前よりも強い好意を向けられることに戸惑いました。それでも良いと思えるところを探して、好きでいようと努力しました。オラついて血気盛んで、猫を被らなくても済むようになったのは良い変化なのだと。けれど、修行見送りボイスを聞いた瞬間、全てを踏み躙られた気分になりました。

加州極の見送りボイスはこうです。「あちゃー。あんたのこと嫌いになったかなー。……大丈夫、俺だけは愛してやっから」

あまりの身勝手さに愕然としました。愛されている自信をつけることは、周りを貶めることとイコールにはならないですよね?これは私の考えというより、高校時代の恩師の受け売りですが、辛い目に遭った人は他人に優しくできるのだと。辛い時に優しくしてもらった分、他人に同じように接して恩を返そうとするのだと。

色んな人の意見をネットで漁り、加州は人らしい感情を手に入れたばかりだから。天邪鬼なだけ。などという旨の擁護意見も見ました。私はとても擁護できません。持ち主から愛されなくなることを恐れていた彼が、愛されている自信を持てた時に「嫌いになったかな」などと冗談でも口にしてマウントを取りたがるでしょうか。しかし冗談だ、という弁解すらないのが事実です。もちろん設定上は付喪神、つまり神様なので人間とは尺度が違うのは理解しています。理解した上でやはり納得ができなかった。加州はこんなに身勝手で独りよがりな刀だったでしょうか。私が勝手に理想の加州像を作り上げて思い込んでただけなんでしょうか…。

人によるだろうけど、初期刀って付き合いが長い分思い入れの深い刀になるじゃないですか。他ジャンルの話を混ぜて申し訳ないんですが、携帯獣で博士が提示した中から旅の相棒を選ぶのと同じような感覚で、ユーザーが初めて手にした、自分で選んだ刀なんだと少なくとも私は思ってるんです。悩んだ人もいれば、即決した人もいるでしょう。私は史実の新選組が好きだったのであまり迷わず選べました。だからこそこの変化は受け入れられなかった。消化しきれなかった。私が審神者として三年共に歩んできた相棒は他者を慮る心のない身勝手なキャラだったのだと公式から突きつけられた、と憂鬱になりました。あれだけ愛着のあった加州はもう顔を見るのも声を聞くのも辛いので育成するのを止めました。初期刀だからこそ折る勇気は無かった。

極に対しての不信感はぶっちゃけ加州より前からありました。マイナス補正は許さない。今剣のアイデンティティを180度ひっくり返したり、前田の手紙の日本語がおかしかったり、信濃の元主を間違えたまま実装させたり。安定は沖田くん忘れる必要あった?必要あったのは花丸の安定でしょ?加州の極は私にとってダメ押しで、もう素直に喜べなくなった。最推し…おじいちゃんっ子のあの子が極めて「じっちゃんより審神者が一番」とか言い出した日には解釈違いすぎて引退します。

というかメタな話をすると、刀の来歴も立派な逸話になると思うんですよ。だから元主要素が入っていておかしくない、というよりそこを抜いてしまうと設定がブレてしまってキャラが成り立たないと思うんですね。元主大好き勢ほど審神者への好意が強くなってるのがなんだかなぁ…不動みたいに思い出を大切に仕舞ったまま過去は過去、今は今、と割り切ればいいのにそうじゃないのが多数だから余計にモヤるんですよね。

ところで順番だと次は加州メインの特命調査が来るはずなんですが、特命調査も怖いな…だって毎回新キャラとメインの初期刀がギスギスしてるんだもの(土佐除く)、加州もきっとsageたりsageられたりするんだろうなぁと考えると憂鬱です。