katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

空想棄却

追記から『人智統合真国シン』クリア感想。

芥ヒナコ=芥雛子=雛芥子=虞美人草=虞美人は予想通りだった、けど虞美人が真祖だったのは予想外だった…。そして隠れてひっそり生きてた真祖を見つけ出してスカウトしたマリスビリーはソロモン召喚といい本当に何者なの…。虞美人は後に項羽に逢う可能性に賭けて鯖化して再登場ですかね。カルデア式召喚ならシグブリュ、ジクジャンという例があるからな。

スパさんと荊軻ちゃんが輝いてた。スパさんが狂化故の暴走しかけてヒヤヒヤしたけど異聞帯の民のために身体を張って叛逆するスパさんかっこよすぎて泣いた。荊軻ちゃんは単独で暗殺に赴く、ってなった時に覚悟はしてたけどやっぱりあと一歩及ばず返り討ちに遭ってしまって辛かった…殺すに及ばなかったとしても異聞帯の始皇帝荊軻のことを認めてるんだなぁ。荊軻本人はまた失敗したから不本意だろうけど。でもウィルスという名の毒で汎人類史の価値を知らしめたり、始皇帝自身が荊軻との対話で意識を改めたりと勝利への道筋は作ってくれてるんですよね。化け物に成り果てた始皇帝を人に戻す算段が結果的に荊軻の一手だった、てのが良い。最後、荊軻が少年に教えた詩を「良いもの」と言ってたの良かった…。

コヤンスカヤは段々ボロが出てきたな。ぐだの暗殺に失敗したり始皇帝に捕まって拷問受けたり…拷問シーンはSEがエグくて全然スカッとしなかったです。人間を忌み嫌いながらも歪んだ愛を抱き、仕事人間で筋を通すところは嫌いになれない。まさか利害関係の一致とはいえカルデアと共闘する展開が来るとは思わなんだ。異星の神の使徒三騎の中でも峰不二子ポジションなのかなー。人類悪であることには間違いないんだろうけど。今回で決着つかなかったからムーンセル、そして妲己=華陽夫人関連のインドで決着ですかね…リンボにアッサリと殺されそうだけど。

始皇帝がなんやかんやで最後まで憎めないキャラだった。民は人に非ず、人と呼ぶべき者は己のみ、って主張に独裁者あるあるの傲慢を感じたけど星に対する人としての責を負うのは自分だけでいい、って意味でああ…となった。というか今までの異聞帯の王って話せば理解しあえる、けれど互いに譲れないものがある、責任を果たすために対立せざるを得ない人ばかりだよね…異聞帯の人達の命も王達の思いも全て受け止めて踏み越えて行かなければならない旅路に答えはあるのか。全体的には物足りなさがあったりするんだけど、一歩引いた立場から見ればディストピア、当事者達から見ればユートピアな世界に幸福とは…正義とは…この先に本当に正しさがあるのか…と虚淵氏ならではの命題にずっと考えさせられるストーリーだったなーと感じました。珍しく絶望の少ない虚淵

そんで「カルデアの者」さんらしき人物、最後にちょこっと出てきましたね…カルデア一行に雰囲気が似ていた白衣の先生…いったいロ何アーキマンなんだ…?北欧や中国の虚数潜航に寄り添ってたのってもしかしてこの人だったりする?

次はキャプテンと一緒にスーパーインド大戦か…キャプテン実装されるかね?