katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

ミツバ篇について語るだけ

空知先生、ミツバさん誕生日おめでとうございました。

実写銀魂で大大大ニュース飛び出してきましたね…。dTVでオリジナルドラマ化。「真選組が活躍し、原作で泣けると評判のエピソード」、病院で憂い顔の銀さん、土方と沖田のガチ手合せ、ぼかされたアニメのワンシーンから鑑みるに、これ絶対ミツバ篇ですよね?ミツバ篇実写映像化ですよね?吉沢総悟が剣道二段の実力を発揮するんですかね…柳楽十四郎が「惚れた女にゃ幸せになって欲しいだけだ」って言っちゃうんですかね…ひえぇ…。

ご多分に洩れず、中篇の中ではミツバ篇が一番好きです。六角篇やバラガキ篇も好きです。長篇は真選組動乱篇が好きです。あれ、趣味がバレる。
沖田が土方を嫌う理由が初めて明かされるんですよね。18歳という年齢の割に老成してる沖田総悟が年相応の青年らしく悩み、葛藤している姿が見られるんですよ。人並みに激情に駆られたり、嫉妬したり。近藤さんや銀さんと本音をぶつけ合ううち、土方さんの事を本当に認めるっていう、沖田の精神的な成長物語でもあるんですよね…。
対して土方さんはただひたすらに不器用。愛したミツバさんに対しても、弟の沖田に対しても。そこがカッコいいんですけど。北方水滸がバイブルだから愚直なほど真っ直ぐで不器用な男って本当に燃える。

土ミツってお互い相思相愛ながら結局最後は死別しちゃうから一見悲恋なんですけど、でも違う道を選んだのはお互い了承の上なんですよね。
土方さんは江戸で一旗あげる、いつ死ぬかもわからない荒くれ者と一緒になるより幸せな道を選んで欲しいと願っていたし、ミツバさんが突き放す土方さんを受け入れたのは自分も病身で長くないとわかっていたから、先の短い女より良い人を見つけて欲しい、っていう思いもあったんじゃないでしょうか。
二人とも互いの幸せを思って、あえて身を引いたんですよ…尊い。少なくとも私は土ミツはこのカタチに収まったから尊く綺麗なんだと思います。

問題はミツバさんを誰が演じるか、でしょうね。一原作ファンとして、下手な役者に演って欲しくないという思いは正直強いです。空知先生も声優さんに拘ってた位ですから。ミツバさんはお淑やかで凛とした大和撫子な人じゃないと。
そういう意味で、お妙さんとミツバさんって芯の部分が似通ってると思うんですよね。凶暴性はお妙さんが遥かに上回るけど。真選組隊士がお妙さんを姉御と慕うのは単に「局長の想い人」だけじゃなくて、少なくとも土方や沖田、試衛館の面々はミツバさんと重ねてるんじゃないかな、とも思う。