katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

刀剣男士と『脱ぐ』

発表当時から強烈な個性を放ち、多くの審神者から変態認定されている千子村正CV諏訪部の影響もあり醸し出す妖しい雰囲気からうっかり見落としがちだけど、村正がすぐに脱ぎたがるのは斬れ味自慢で多く実戦に用いられた実戦刀である故なんだよなあ、たぶん。

刀剣男士は今は人の形をしているけれど、元は刀だから思考回路も刀寄りであり、人にとっての衣服は鞘と同義なんだろう。つまり彼らにとって「脱ぐ=抜刀状態」って事で、人間とは価値観に齟齬がある。審神者は人間だから「すぐ脱ごうとするなんて変態だ!止めろ!」って考えてしまうんだけど、刀剣男士にとっては脱ぐ=鞘から抜かれる=出番、役目を果たすのだから何らおかしくないのだろう。特に実戦で多く使われた刀剣はそういう傾向にありそう。清光の真剣必殺台詞も「裸=抜き身」であるならば納得いく。

そう考えると衣装を派手に破く真剣必殺で一部の男士が危険な目つきや野性的な目をしていたりするのも(図録参照)、刀としての本能というか、本分を思い出して活き活きしている姿なんだろうか。刀剣男士の本質は神様であり武器なんだ、って改めて思い知らされる。