katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

好きと書けるはイコールではない

二次創作の世界に足を踏み入れて早五年。
元々妄想が得意趣味だったので、自分なりの解釈や「こうなったら/こうだったらいいな」という願望も交えつつ、原作を咀嚼した上で自己満足の妄想を書き連ねていました。私にとって二次創作はifの世界を考える事なんです。

足掛け五年続けてて最近気付いたのは、好きと書けるはイコールではないという事。
例えばカップリング。私は男女のノーマルカップリングが好きですが、好きなカップリング全部お話を書けるかと問われれば答えは「NO」です。
二次創作だから好きに書けばいいじゃん、と思われるかもしれませんが、あまりにそのカップリングが好き過ぎると汚してはならない聖域とすら思えてしまうんです。そのままの二人の関係が尊くて、私が勝手にあれこれお節介を加えるのは野暮だろう、と。そのまま二人だけの世界でキャッキャウフフしてればいいよ…となるんですね。
(そもそも二次創作自体が認められたものではないので原作から逸脱してどうのこうのさせるのは駄目なんですが、そこは今は考えないでください)

自分が目指すのは原作の設定をなるべく壊さないifの世界なので、キャラの性格、関係性を著しく崩したくないというプライドがあるんですね。
原作至上主義な部分があり、原作というベースがあるからこそそれを元に妄想を膨らませられる訳で、二次創作と雖も設定の大幅な改変は、ベースを元から変えてしまっている。つまり、それはもうキャラの名前だけ借りたオリジナルに近いとすら思ってしまうんです。
※これはあくまで私個人の主観で戒めであり、他者に意見を押しつけて強要するつもりも、他の二次創作の書き手さん達を貶すつもりもありません。

そうは言いつつ、好きなキャラには幸せになって欲しい。そんなジレンマに苛まれつつ妄想する日々です。うーん、面倒臭い奴だ。