katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

Who What

しばらくご無沙汰しておりました。年末から罹っていた風邪は治ったのですが、待ち望んでいた老書文先生PUで盛大に爆死したのち追課金でなんとかお迎えしたり、メンタルがやられてる時期にPSYCHO-PASS一挙放送を観て更に色相を濁らせたり、毎週の地獄楽の更新にヒィヒィ言いながらオタ活をしております。老書文先生をお迎えするまでに巴御前は宝具レベルがMAXになり、何故かすり抜けに定評のあるファラオの宝具レベルも上がりました。すり抜け自慢ディアス。バレンタインの個別エピソードフルボイス化ありがとう。死ねってか。

サラリと流してしまいましたが、ついに全話観てしまったんですよ、PSYCHO-PASSを。一期二期両方。大まかな顛末は知っているけれど推しが死ぬ、グロい、鬱なこともあってなかなか手を出せなかったのですが、新シリーズ始動記念でニコ生で一挙放送をやっていたのでこの機会に全話観ました。うん、とても辛い。という訳で以下、感想という名の妄言。

縢くんが好きでした。だから例のシーンは泣くかと思ったけど、それ以上に理不尽さとやるせなさが襲ってきてしばらく呆然としてた。一気に落とされるんじゃなくて、じわじわ削られるタイプだ…やってらんねえよクソが…禾生局長(シビュラ)が喋る度にこのクソババア…と内心罵ってた。ドローン工場の事件でドミネーターのデコンポーザーモードが初登場した時、その威力に「相変わらずドミネーターの本気は痺れるねぇ」と呑気に感想を述べていた本人がデコンポーザーで消されるなんて誰が想像しただろう。あと一話で潜在犯になった大倉を撃つ前、「悪い子だ」と呟いてたけどノナタワーの地下でグソンを追い掛けてシビュラの真実を目の当たりにした瞬間、縢くん自身がシビュラから「悪い子」認定されて消されてしまったんだよなぁ、と思うと…。だから唐突な身の上語りやモノローグは死亡フラグだってあれほど。

血の繋がりがあろうとなかろうと親子関係が好きな私は征陸親子で号泣した。とっつぁんがギノさんを庇って爆発の衝撃をモロに浴びて、その瞬間今まで自分を守るために築いてきた意地やプライド、反抗心を全部取っ払って親父に縋って子供みたいな顔で泣く顔を晒すことも厭わない宜野座伸元…これでもか、ってくらい親子の目元アップのカットあったやん…そんでとっつぁんの最期が「目元なんか俺の若い頃にそっくりだ」でしょ。潜在犯落ちして全て吹っ切った執行官宜野座伸元は「親父に似ている顔(特に目元)が嫌いだったけどもうどうでもよくなった」と言って伊達眼鏡を外すんだよ…泣く。SSの宣伝PVでとっつぁんが「俺はただ伸元が幸せになってくれれば~」って喋る度にウッ…ってなる。だから宜野座伸元はこれから何を失おうと命だけは失わずに幸せにならないと許さない。

狡噛慎也槙島聖護と出会ったことによって人生が変わったのなら、常守朱もまた狡噛慎也によって人生を変えられているんだよなぁ…。狡噛は槙島の、常守は狡噛の幻影に囚われ追いかけ続けている。サイコパスが強靭な常守は、狡噛がなれなかった写し身なのかも。

二期は青柳さん含め、二係三係の監視官執行官は殆どが常守朱を引き立てるための使い捨てのモブ扱いだったなぁ…と思った。刑事課の人員不足は深刻なのでは…?霜月の扱いもそれに近いかも。須郷さんは強く生きてほしい。

霜月が二期でああいうキャラ付けになったのは、常守と似て非なる立ち位置にしたかったのかなーと思った。どちらも槙島事件で親友を失った被害者なんだけど、常守と霜月の決定的な違いって良い意味で価値観を大きく揺るがす部下との出会いが無かったことじゃないかと。常守にとっての狡噛、狡噛にとっての佐々山が霜月にはいなかった。東金は諸悪の根源だし恐怖と服従を植えつけられた相手だし…。

追記に地獄楽四十四話感想。

ハーレムパーティーなのに引率の先生にしか見えない士遠先生とか、学級委員な佐切とか、杠の華麗なファッションショーに混ざりたいヌルガイちゃんとか、化物化が進んでるように見える亜左兄とか、なんやかんや良いコンビな剣龍&メイちゃんとか言いたいことは山ほどあるんだけどラストの疑問の畳みかけるような投げかけに言葉を失ってしまった…え、そんなことってある?一話から今の今まで、画眉丸の行動原理になっていた奥さんの存在が幻術による錯覚だとしたらこんなに恐ろしいことはないぞ。本当なら画眉丸を根本から揺るがすことだし、画眉丸の生きる理由が無くなってしまう…。天仙様対策もしなきゃいけないのに、これで更に石隠れの忍達が画眉丸を殺すために島に上陸したら目も当てられない。

いや確かに佐切は画眉丸の奥さんの存在こそ聞いているものの顔と名前は知らない、画眉丸にとって妻は都合のいい時に幻を見る存在で、あの父親からよくこんな出来た娘さん生まれるな!?とは思ってたけどさ。じゃあ何のために長はがらんどうな画眉丸が人間らしい感情を抱くような幻術を見せてたのだろう。支配するためだったなら逆効果じゃん。奥さんのために里抜けたいとか言い出すし。失敗したから殺そうとしてる?というかそもそも画眉丸って何歳?

衝撃の展開だけどこれ一話から仕込んでたなら我々読者は完全に賀来先生の手のひらの上で踊らされていたことになるな…本当に毎週目が離せないな地獄楽。