Who are you？

追記から極感想。スクショも貼ってるのでネタバレ注意。

誰だお前は！？

帰ってきて第一声がまずこれ。君、キャラ180度変わってないか？…と思ったけど、今までの不動は過去を引き摺って酒飲んでやさぐれてただけで、素面の今が彼の素のようですね。台詞を聞いてると、とても素直で忠誠心と勇猛さに溢れる子だなあ、と思いました。

過去の遺恨を昇華し、前向きになって改めて今の主＝審神者の刀であると自覚した不動ですが、だからって信長や蘭丸への想いを完全に断ち切った訳ではないんですよね。というか、切れないと思う。メタ的な話になるけど、刀剣男士の性格形成にあたり、それぞれの来歴や刀剣に纏わる逸話、以前の主の性格などの要素も含まれているだろうから。

正直な話、審神者は刀剣男士の一番になれなくてもいいと思ってる。彼らの神格の元になったのは前の主とそこに付随する逸話で、それがあるからこそ付喪神として顕現できた訳だから。ぽっと出の奴がいきなり「お前の主俺だから一番として敬え」って言うのも何か違う気がするんだよな。過去があってその延長線上に未来があるのだから、前の主との出来事を蔑ろにできないんですよね。

不動に関しては、過去の苦い思いを吹っ切って未来を選んだ。信長との思い出も懐かしめるようになった。彼が自らそうある事を望んだのなら、それでいいと思ってます。勿論、拗らせてやさぐれてる酔っ払い不動も同じ位可愛くて好きだけどね！

あと、「主命」「主のために」など、長谷部に似た台詞が増えたように思える。この二人、根は似通ってるって事か。『悲しみと、なぐさめ』は黒田の回想での通り、人間の死生観を悟った長谷部なりに不動を諭してたお話なんだ、って改めて理解できた。長谷部の言い方はかなり不器用で伝わりづらいけど。極不動と長谷部で改めて本能寺の回想やって欲しい…。