katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

堀川と和泉守の関係

相棒で助手であるからか、事ある毎に「兼さん」と連呼する堀川国広。公式の紹介や和泉守の台詞でも「自称助手(勝手に名乗り始めた?)」「押しかけ女房」とまで言われている程の兼さんっ子。脇差は世話好き、という設定の所為かもしれないけれど。その中でも堀川は、ともすれば和泉守の存在自体に依存しているようにも見える。

刀帳での自己紹介では「僕が本物の国広かどうかは意見が分かれるところだけど、少なくとも兼さん……兼定の相棒だったことだけは、本当だよ」と言っている。つまり、極が公開されていない現時点で、刀剣男士の堀川国広を堀川国広たらしめる絶対の根拠は「和泉守兼定と共に土方歳三の愛刀であった」という事実だけ。所在や真贋すらあやふやでアイデンティティも揺れ気味な堀川にとって、和泉守に認めて貰う事が自身の存在の肯定になるのでは?だから献身的に尽くすし、和泉守の名前を呼んで反応を確かめている。

函館の回想で堀川が前の主=土方歳三を助けたい旨の発言をしていたのも、堀川自身のアイデンティティが「元の主である土方と、相棒である和泉守に認めて貰う事で成り立つ」のなら納得できる。でも、もし極の修行の過程で「刀剣乱舞の堀川国広は偽物だった」と判明しても、山伏や山姥切なら真贋関係なく堀川の事も兄弟として受け入れてくれそうなので、国広の真作である事に拘る必要は無い気もする。ただ現存しているかも判らないから、堀川の極が実装されない限り何とも言えないけれど。