曖昧境界線

自分は掛け算＜足し算派なんですが、今迄書いた話を読み返してみると、見ようによっちゃ掛け算にも見える関係が多いなぁ、と思いました。

はっきり言ってしまえば、自分の中では友情と恋愛のボーダーラインが曖昧なんですよね。 北方水滸で育った私は「惚れる」にしても、「恋愛感情を抱く」のではなく「人間として尊敬するに値する」の方がしっくりくるんです。ラブというよりリスペクトって感じですね。同性同士、場合によっては異性同士でも互いを認め合って信頼を置く。というのが私の創作の理想像なんです。近藤さんみたいな「男が惚れる漢」もリスペクトなんだろうな。

ただ、それを上手く伝えられる技量が圧倒的に不足しているのは重々承知です…。 まあ感じ方は人それぞれですからね。「私はこう書いたんだから、アンタもそう受け取ってよ！」は書き手側のエゴですよね。読み手が感じるままの受け取り方をした方がより作品を楽しめるんじゃないかな、と僭越ながら思うのです。 だから自分の書く文も、BLと見えるならそう受け取っていただいて構いません。読み手側の感じ方に対して、私がとやかく注文つける筋合いは無いのですから。