katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

エドモン・ダンテスについての所感

先日監獄塔イベが無事(?)レアプリ開放を果たし、またサバフェスPUで縁があって巌窟王をお迎えできたので監獄塔と合わせて幕間もクリアしました。

終局特異点での言動から監獄塔未プレイユーザー達に散々「彼氏面」だの「ナニモンナンデス?」と呼ばれる彼のことを何となくだけど理解できたような気がするので、私なりに考えた巌窟王エドモン・ダンテスについての解釈を吐き出します。イベント『監獄塔に復讐鬼は哭く』及び巌窟王の幕間の物語ネタバレを含むため、追記に畳みます。

まず、エドモンがGO主人公(以降、藤丸立香)を助けてくれるケースはどんな時か。『監獄塔〜』に始まり、終局特異点、幕間の物語、1.5部新宿と下総、二部二章…いずれも“夢”、そして外界から隔離された空間に意識が囚われた際、彼は高笑いしながら颯爽と現れ、藤丸立香を元いた世界へ誘う。この際の言動が既に顔見知り前提なので彼氏面と呼ばれるのかと。

監獄塔の結末を踏まえ、エドモンにとっての藤丸立香がファリア神父やエデという希望ではなく、藤丸立香にとっての希望=ファリア神父がエドモンなのだろう、と考えた。魔術王の企みを見事打ち破った二人は監獄塔事件の共犯者であるし、エドモンはかつての師のように藤丸立香をカルデアへ送り出している。エドモンと藤丸立香は似ていて、けれど異なる存在らしいので、そんな藤丸立香が万が一にも絶望に呑まれて“巌窟王”にならないようにサポートしてくれてるのでは。どんな場所にも現れる単独顕現にも似た能力は宝具『虎よ、煌々と燃え盛れ』の応用ですかね。

空の境界』コラボイベントにおいて、対峙した両儀式は「あの手の男は一度転べばあっさり落ちる」「基本的に人間大好き」と評している。そもそもエドモンは別に人類全てを憎悪している訳ではなく、むしろ不屈の精神を持ち、それを貫き通さんともがく強固な意志の持ち主をより「人間らしい」と敬意を表してるんですよね。天草やナイチンゲールを評価してる理由はそれかと。藤丸立香もまた型月主人公伝統の“諦めない”人間なので評価に値するし、その在り方を眩く感じているのだろうと。『空の境界』~『監獄塔』間でだいぶデレてるけどね。

余談ですが、エドモンは聖女ジャンヌとは互いの思想・在り方が相容れず嫌っているけれど、人理の揺らぎの中、歪んだ願いから生み出された“ジャンヌ・ダルクのあり得たかもしれないIF”であるジャンヌ・オルタが抱く憤怒は高く評価してそう。だから特異点新宿で瀕死の彼女を回復宝具で助けてあげたのかなあ、と思いました。

しかしエドモンがナイチンゲール女史をかつての恋人の名で呼ぶ理由は未だにわからない…ナイチンゲール個人がどうこう、というより人としての在り方を評価してるのは解るんだけど、単純にメルセデスと見た目が似てる、とかそんな理由だったりします…?