遡る

ウチの姉が特撮オタクなんですが、妹の目から見ても年々拗らせ度合が増してる気がします。

母も筋金入りの特オタでして、そのため姉も私も小さい頃から日常的に観て、聴いて、触れ合ってきました。今思えば英才教育だろうな。そのおかげで、今では姉は立派な特オタに成長。母をも凌駕する豊富な知識を蓄えていました。

過去作品もネット配信で無料で観れる、便利な世の中になりましたよね。姉もそれに甘えて、当時リアルタイムで観てた戦隊は勿論、いい加減内容すら覚えていないような小さい頃の戦隊まで片っ端から漁っています。最近は戦隊のみならず、ライダーやウルトラマンまで網羅し出して、「おいおい姉貴、アンタはいったいどこを目指してるんだ!?!」と妹ながら戦々恐々してました。

しかし、よくよく考えたら姉はまだ可愛い方だな、と気付きました。妹の私は「歴史に興味ある！」とか言って、昭和どころか古くは平安、果ては『古事記』『日本書紀』辺りの神話時代にまで興味の幅を広げているんですから。40年なら遡っても可愛いモンですね。千年も遡ってる自分の方がよっぽどだった、と反省しました。怖いとか言ってごめんねお姉ちゃん。

まあでもね、そこまで夢中になって追いかけられるのは単純で、純粋に好きだからでしょうね。そこら辺は姉も私も変わらないんだと思います。というか全てのオタクに共通するものだと思います。そこに優劣なんて存在しないし、好きの程度は十人十色、人それぞれ。自分が好きで楽しいと思えるのなら、それでいいのかもしれませんね。