katharsis

しがないオタクの萌え語りやソシャゲ、日常などを書きなぐったブログ。ネタバレ+毒あり注意。

影響を受けた作家さん

私は読書が好きです。
元々両親が本の虫で、物心ついた頃には周りに本が沢山ありました。蛙の子は蛙というか、読書好きになるべくしてなった気はします。

ただジャンルは偏ってて、小学生でミステリー読み漁ってたりはしてました。小学生向けの青い鳥文庫のパスワードシリーズとか夢水清志郎シリーズとか、シャーロックホームズとか。浅見光彦シリーズも読み耽っていた思い出。

人生観に影響を与えた作家さんと出会ったのは絶賛中二病の中学二年の時でした。
当時ジャンプっ子だった私は『AKABOSHI』という水滸伝漫画にどハマりします(既刊3巻。作者の天野洋一先生は絵のスキルめちゃくちゃ高いです。現在ジャンプ+で『アナノムジナ』連載中ですので是非!というステマ)。

そこから水滸伝の世界にのめり込み、家にあった水滸伝を読み漁ります。それが北方謙三氏の水滸伝でした。
北方先生と言えばハードボイルド。けれど内に秘められた志は熱く、気付けば北方先生の描かれる漢達の生き様にすっかり虜になっていました。
今思えば学生時代周りに腐女子が多かった中、腐に興味を持たなかったのは北方水滸の漢の友情に心酔してたからでしょうね。単に恋愛感情として片付けるんじゃなくて、相手に背中を預けても無条件に信頼出来る関係。恋というより濃い絆が素敵だなあと思ってました(誤解しないでいただきたいですが、腐を否定しているつもりではないです。ご了承ください。感性は人それぞれですので私が人の趣味嗜好にとやかく言うつもりは毛頭ございません。あくまで私の主観の話です)。

その後二次創作の世界に足を踏み入れ色々な嗜好を知った訳ですが、やはり根底には北方水滸の関係萌えが残ってて、今でも掛け算より足し算の方が好きです。
男女カプでも、沖田と神楽もどっちかというと少女漫画みたいな恋愛より北方水滸みたいな漢の絆の関係性がたまらなく好きです。自分の中では恋人より戦友の方がしっくりくるんですね。男と女を越えた魂の絆って素敵やん!

だから自分で話を書く際も根底には「ともすれば恋愛にも見えかねない、けれどそれ以上の絆で結ばれた友情」を意識して書いています。
なんか、こう上手く説明出来る言葉が見つからなくてモヤっとするんですが、NL作品は別としてCP無しはそういう感じを目指してます。

自分にとって本当に北方謙三氏は偉大な作家先生なんです。私も精進したいと思います( ̄^ ̄)ゞ